町田・相模原イーストメリーウインドオーケストラ

ファミリーコンサート / 町田市立藤の台小学校(2009/10/03)

イスメリ夏の三ヶ月連続本番シリーズ(?)、最後を飾るのはなんと小学校での演奏会でした。まだ納涼祭もばあんも決まる前ぐらいから頂いていたお話だったのですが、今回はおそらく団員との関わりが全くない依頼演奏ということで、純粋な依頼演奏としてはイスメリ史上初になるようです! イスメリも立派になった!(涙なしには語れない)

さて、とにかく今回は未知数のイベントでした。小学校とひとくちに言っても何年生ぐらいの子たちが来るのか? はっ!まさか全校生徒!……なんてことはないか。ばあんをそのまま小学校の体育館でやるような感じかなあ。−などと、漠然としか予想がつかないでいました。しかし徐々に明らかになっていく情報。「えーと、…PTAの方によれば300人ぐらい来るそうです(笑」。…なんだってー! 第二回定演よりも多いよ多分!

そんなこんなで迎えた当日。控え室は理科室! 流し台の付いたあの黒い机にバリトンサックスのケースが開かれている様はなかなか不思議な光景でした(笑) 体育館へ移動してセッティングと短いリハーサル。そんなことをしている間にも、子どもたちが続々やってきます。再び控え室へ戻って窓から見ていても、全く途絶えることのないお客様、お客様、お客様。「こりゃ本当に定演よりすごいね」などと驚きながら開演を待ちます。

午前10時半。予定通り開演です。拍手で迎えられつつ、体育館の後ろから客席と先生方の間を通って入場していきます。これがまた非常に恥ずかしいのです、慣れてないことはするもんじゃありません。そしてすぐ演奏かと思いきや、まずは先生から、そして校長先生からのご挨拶まで! 「す、すごいイベントに出ちゃっています!」と内心バクバクしながら、「となりのトトロ・メドレー」で始まりました!

一曲目が無事終わり、毎度おなじみ司会のおねーさん登場(気付けば三ヶ月連続司会!)。客席前方に敷かれた体操用マットにぎゅうぎゅうに座っている子どもたち、すごく熱心に聴いてくれてます。ヒヤヒヤさせてくれる司会っぷりで名高いおねーさんですが、毎月本番をこなしているとだいぶスキルが付いてしまったらしく、今回はますます安心のクオリティになっていました。寂しいものです(と言ったら「欲張りである」と言われてしまいました)。

二曲目「ユーロビート・ディズニーメドレー」を終え、恒例化した楽器紹介へ。こちらのほうも、どのパートも安心のクオリティでした! 同時期にたくさんの本番を行うメリットはここかもしれません。続けて「口笛吹いて働こう」。ちなみにこの曲でティンパニを使ったのは今回が初!(それまではタムで代用していました。楽器紹介の曲なので本物があると素敵なのです) ティンパニは小学校でお借りしたわけですが、なんと完全なる手回しティンパニ! 僕自身このタイプは使ったことがなかったので焦ったものの、いい経験になりました♪

そろそろ終盤です。「星条旗よ永遠なれ」では子どもたちに手拍子で参加してもらいました。スウィング調アレンジなので手拍子しにくいかな?と思ったりしたのですがそんなこともなかったようです。そしてラストは、お父さんお母さんに嬉しい「ジャパニーグ・グラフィティXII(ヤマト&999)」で締め! …とはいえ、これで終わってしまうと「最後でいきなり知らない曲がきちゃってちょっと不完全燃焼気味」な子どもたちにかわいそうなので、これでどうだ、最後に「崖の上のポニョ」やるよ! 曲紹介をするやいなや「わあー!」と沸き立つ子どもたちを見て、「おお、すげえ。ポニョの力なめてた…」と思ったのでした。

最後に保護者代表の方から「999などはモロに世代ですので(笑」というような嬉しいコメントをいただき、子どもたちからは大きな花束までいただき、無事終演となりました。控え室に戻るとなんと人数分の昼食と飲み物が! もうなにからなにまで至れり尽くせりで、本当に有り難かったです。理科室のなかでみんな思い思いに「班」を作り、まるで学生に戻ったかのようにお昼にありついていましたとさ。

最後になりましたが、長い期間と手間をかけてこのイベントを企画・運営して下さった藤の台小学校関係者の皆様、ありがとうございました! 雨で足場の悪いなか集まってくださった沢山のお客様方、ありがとうございました! また機会がありましたら、こんなイスメリですがどうぞよろしくお願いいたします。

小学校の模様

プログラム

  • となりのトトロ・メドレー
  • ユーロビート・ディズニーメドレー
  • 楽器紹介♪
  • ディズニー『白雪姫』より 口笛吹いて働こう 〜楽器紹介のための〜
  • 星条旗よ永遠なれ
  • ジャパニーズ・グラフィティXII
  • 崖の上のポニョ